ここ数か月、五十肩に悩まされている。
四十肩は比較的簡単に治ったのですが、今回の五十肩はなかなかに手ごわい。
痛みも腕だけでなくてひじも痛い。
でも、幸いにカブに乗るのには支障がない。よかった(^^♪
そんな肩を治すために、ネットでいろいろ検索してみた。
YouTubeにはたくさんの「すぐに良くなる!」みたいな方法が目白押し。
いくつか試してみたものの、あまり芳しくない。
そこで、心機一転!
肩だけやっててはだめだ、体全体を整えよう!と思い立った。
そのきっかけになったのがこちらの本。
中村天風という人の書いた本。
写真の帯には松岡脩造の名前があるが、今はエンゼルスの大谷翔平選手が愛読していた本で有名になっているかも。
自分も読んでみて、本当に気付きをたくさん与えられた。
常に明るく朗らかな積極的な心をもつことの重要性を繰り返し説かれている。
そんな中で自然と一体となった生き方のようなものが書かれていて、調べてみると、健康に特化した著書があることを知った。
〇いつまでも若々しく生きる
〇錬身抄
の2冊。それぞれ(ちょっと高価なので)図書館で借りてきた。
どちらもかなり読み込まれていますな。ぼろぼろです(;’∀’)
読んでみると、内容的にはほぼ同じです。
錬身抄が整理して書かれていて幅広く詳細な内容です。
それをベースに講演した内容が若々しくになります。
読んでおもしろいのはやはり若々しくですね。
楽しそうな講演の雰囲気がよく伝わってきます。
書いてあるのは、昔昔子供の頃にどこかで聞いたことのあるような気がする話です。
例えば、「真健康に必須な四大利用法」として
・日光
・空気
・土
・水
があげられている。どれも当たり前で普段の生活の中ではほとんど意識していないもの。
でも、あらためて大切さをいわれると、なるほどなるほどとなる。例えば、
日光。
今は特に暑い季節で、どちらかというと日光を避けているけど、ほんのちょっとの時間でも陽にあたろうという気持ちになる。
空気。
薄着やだぶっとした服を着ることで皮膚呼吸を促進するなど、ほとんど考えたこともなかった。
そのために、朝のちょっとした時間でもパンツ1枚で、を推奨している。
天風氏は午前中は上半身裸で過ごしたそうだ。
また、頻繁な部屋の空気の入れ替えを強く進めている。自然な空気が一番ということだ。
水。
冷水浴や冷水摩擦をすすめている。
水による皮膚面への刺激が皮膚の下の血管に伝わり血流がよくなる、そのような感じである。
自分もこの1週間ほど、風呂上りに水シャワーをかけている。
心臓から遠い、足、手、頭、体とかけている。
夏からやっていけば冬でも大丈夫とのこと。
風呂あがりは本当に爽快なので続けてみようと思う。
もうひとつ水でやっているのが、冷水摩擦。
風呂の時と、朝の時間に五十肩の肩から手にかけて水をかけながら、マッサージしている。
まだ、確信のもてるほどの効果はないが、少なくともマッサージした後は腕の可動範囲が広がる。
これは、確か。
その他では、呼吸法とか食べ方とかそれはそれは大切そうなことがたくさん書いてある。
まだまだ読み込んでもいないし実戦もしていないが、もうひとつ実戦しはじめたとこがある。
それが「よく噛んで食べる」ということ。
これなんて子供の頃に嫌というほど言われたこと。
それを改めて書物で読んで、その大切さに気がついた。
自分は歯があまりよくないのでついついあまり噛まずに食べる癖がついていた。
あまり意識していなかったが間違いなくそうだ。
噛むこと、咀嚼することで唾液が出る。
この唾液がとにかく大切ということ。胃にもやさしい。
だから、水も噛んで飲むのが良いのだと。
そうすると唾液が出て水がマイルドになるということのようだ。
実際にとにかく噛むことを意識して食事をとっている。
今までより食事の時間がかかるようになったが、何か食べ物を大切にしている、そんな気持ちになる。
そして、心なしかお腹がよく張っていたが、それが少なくなったような感じだ。
これも続けていきたい。
以上、書ききれないほど、たくさんの気付きを与えてくれる本。
もっと読み込んで、自分の生活の生活の中に自然に取り入れていくようにしたいものだ。
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中村天風