中村天風 クンバハカ 本の抜粋(まとめ)

天風さんのクンバハカ。
自分でやってみると、なんとも難しいというかイメージできない。
肛門を閉める動作と下腹に力を入れるというのが、本当に同時にできるの?という感じ。

ということで、著書等に書いてあるクンバハカのやり方に関係する記述を備忘録としてまとめておくことにした。(逐次更新予定)

「心に成功の炎を」
何かしらの感情や感覚の衝動、刺激があったならば、まず第一に腹に力を入れる。次に忘れてはならないのは、それと同時に肛門をしめて肩をおとすこと。

一日に何回でも実行してごらん。多けりゃ多いほどいいんですよ。すると、いざという時に神経販社の調節がパットできるようになるばかりでなく、落ち着いた気分が求めずして自分の中にできて、今までのように感情や感覚にやたら弾きずり回されなくなる。

「いつまでも若々しく生きる」
新陳代謝の促進のために、ときどき深呼吸をするということを忘れちゃいけない。私の会では、天風式クンバハカ法という、どうしても深呼吸をしなきゃいられない方法をお教えしているんだが、ご存じでない方は、ときどき注意深く深呼吸することであります。

「真人生の探求」
衝撃を受けた刹那、何をおいても、まず第一に肛門を締めるのである。そして、同時に、肩を十分に力を脱いておろし、と同時に下腹部に力を充実せしめるのである。三位を一体として、同時に処置するのである。

ただ単に腹に力を入れさえすれば、それで良いように思って、やたらと息張りさえすればよいと思うが、それは往々効果少なく損失多い結果を招くから注意しなければならない。

特に注意すべき重要な問題は、下腹に力を充実せしめる時、必ず肛門を締めないと、往々内臓を下垂せしめるような結果を作る恐れがあるのである。

注意したいことは、最初の間肛門を締めて、下腹部に力を充実せしめようとすると、反対に下腹部が凹む人がある、そういう人は、腹の方から先に力を入れて膨らして後、静かに肛門を締めるということを行ってみることである。すると間もなく、肛門を締めて下腹部に充分満々たる力が充実するようになる。

「心身統一哲医学」※昭和17年に個人出版されたものの復刊
実行方法・・肛門、腹、肩の応用
①肛門・・・尻の穴を吸い込む状態にすること(直腸を上げる心持ち)
②腹・・・・尻の穴を締めると同時に下腹に力を入れる(この場合上腹と臍は引き込むようになる)
③・・・・・同時に肩の力を全然抜くこと(肩を下す心持ち)

「盛大な人生」
特に記述なし?

「成功の実現」
普段の習慣としていちばん大事なのは、肛門をしょっちゅう締めること。往来歩くんでもものを考えるんでも、かように長く立ってしゃべっているときでも、肛門が締まっていると何とも変化はこない。

習慣づけるのに一番いい一石二鳥の方法がある。今言った体の持ち方を応用しながら、折あるごとに時あるごとに、日に何前回でもいいから深呼吸をすることを稽古なさい。

息を吸うときよりも、出す時が肝心なのよ。呼吸ていうのは。

深呼吸は出すだけ。最初、肺臓の中の悪ガスを出すことが大事なんです。呼吸なんだから、「呼」のほうから先におし。その時に、肛門は締めておいて、肩だけ落として、腹の方は考えないで、息を出すだけだしちゃう。出しちゃって、出きったなと思ったときに、改めてまた肛門を締めて、肩を落としておいて、息を吸い込む。いっぱい吸い込んだ時にお腹にぐっと力を入れて、そしてまたハーと出す。一度に2回か2回でよろしい。

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