カブ90 瀬戸内中央ぐるっと1周 330km

カブ

異音も解決したということで、先日、瀬戸内の中央部をぐるっと1週してきました。
秋空のもと、気持ちのよいツーリングとなりました。

朝5時15分。家を出発。
まずは、四国汽船のフェリーで四国へ。
以前は宇野から高松への直通フェリーがありました。
若いころには何度もそのフェリーに乗って四国へ行き来したものです。
フェリーがあったから、四国の旅は独特の旅情をいつも感じたものです。

それが、数年前に直通便が廃止された。本当に残念。
でも、途中で直島に寄港するものの、なんとか宇野~高松航路は生き残った。本当に良かった。

今回、その乗り継ぎ便にはじめて乗船しての四国ツーリングとなりました。
宇野港に到着すると、たくさんのトラック、トラック、トラック。
その横をするすると通過して切符売り場の建物の横に駐車。

そうこうしていると、6時10発のフェリーが出航。
もともと6時30分発のフェリーに乗るつもりでだったものの、6時前に到着したので、もしかしたら乗れるかなと思ったけど、満車状態で乗れませんでした。


しばらくして、次のフェリーが到着し、まずは、人、次にバイク、そして車という順番でフェリーに乗り込む。
このフェリー、少しシステムが変わっていて、直島につくと、すべての人も車もいったん、外に下ります。
切符も、宇野港で高松行を購入しようとしたら、直島までしか販売しておらず、直島で高松行を購入してくださいと言われた。

ということで、直島に到着すると、カブに乗ってフェリーを降りて、上陸してすぐのところにバイクを止めてすぐ近くの切符売り場に行って切符を買って、カブに戻ると、乗ってきたフェリーにすぐに乗るように指示されて、乗り込んだ。

乗り込んで、ちょっと驚いたのは、直島までは車がいっぱいだったのに、高松行は車がほとんどいなかったこと。だから、車を全部直島で降ろすんだなと納得した。

それから直島までと同じ席にまた戻り、まったりと1時間の船旅を楽しんだ。
船の中は通学と思われる高校生が大勢乗っていた。
今日のルートとかをもう一度地図で見たりしているうちに高松に到着。
フェリーから降りるときは、いつも緊張とドキドキだ。

岡山とは目と鼻の先の高松であるが、岡山と比べて海辺に街がある高松は、どこが南国の感じ。
好きな街だ。

まず、最初の目的地は、四国に来るときには必ずよる家族みんながお気に入りのうどん屋を目指す。
丸亀市にある「うどん よしや」だ。
車で来るときには瀬戸大橋を渡って坂出インターを降りてちょっと走ると到着する。
うどんドライブの際のスタートのうどん店になっている。

いつももう少し早い時間(8時前)に到着するんだけど、香川は朝にうどんを食べる習慣があるようで結構お客さんがたくさんいる。
でも、今日は自分以外にはひとりだった。
店の人に「今日は人が少ないですね。コロナのせいですかね~」、と話しかけると、「いえいえ宣言中も岡山からはよくきてらってましたよ」というお話し。
大きな影響は受けていなかったようで安心した。


いつもかけうどん。

相変わらずのうまさ。いよいよ四国スタートだ!
川沿いの道をのんびり走る。このあたりの川は水がほとんどない。砂だらけ。
だからため池が多いんだなあとか考えながら田園風景の中をのんびり走る。

それから、観音寺市方面へ向けて1時間ばかり走ると海に出た。
国道の上を跨ぐような道路を超えるときに目の前に海が開けた。いい感じ。
つい、数時間前にもみた瀬戸内海だけど、こうやってばーんと目の前に海が現れると、これはまた格別。
11号線を少し走って、次の目的地の「上戸うどん」へ

ここは初めて。旅ブログなどでちょくちょく見ていたので気になっていたうどん店。
「伊吹いりこ」の出汁が自慢。

目の前にその名のもととなる伊吹島が見える。

先ほど、かけうどんだったので、別のうどんにしようと「肉うどんありますか?」と聞いたら、ないんですよとのお答え。
いりこ出汁自慢なので、その風味を大切にするさっぱり系のうどんしかないようだった。
で、またもかけうどん。

結局はこれが一番うどんの味がわかりやすくて、うまいかも。
コシがあるタイプの麺で、スープはもちろんイリコの風味がめちゃくちゃ効いてました。

ここまでで10時ちょっと過ぎ。
今治まで80km。予定より少し早く昼過ぎにはつくかなあと思いながら出発。
でも、ここからが難所。四国中央市の市内がすごく混んでいる。
ちょっと、テンションが下がりながら、黙々と渋滞の中を走る。
左をみるとすぐ近くに山。
この辺りは四国山地にぐっと近づくんだなあと実感。
そして、さっきまでの晴天がうそのような、山の方から雲が流れ込んでくる。
そして、パラパラと雨まで。
カッパを着るまでではなかったけど、驚いた。地形の妙ですね。

四国中央市の街中を抜け、11号とはお別れし、海沿いの道へ。
ここからは渋滞もなく、山の中のワインディングや広い4車線を快適に走行。
さっきまでの雨もうそのように晴天の中を気持ちよく走ります。

結局、しまなみ海道の起点、來島海峡大橋のたもとにあるサンライズ糸山に到着したのが13時。
高松から約150kmで5時間。まあ、いつものペースかな。
さあ、しまなみ海道だ!
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しまなみは、数年前に自転車で尾道から今治まで走ったことがある。
その時のインパクトからまた是非来たいと思っていた。
当時は、バイクに復帰するなんて思っていなかったなあ。
カブくんでこれて幸せだ。

多々羅大橋とそこからの眺め

カブといえば、このツーリング中にもたくさんのツーリングらしきカブをみた。
つけているボックスが特徴的だったり、レッグシールドを外していたり、いろいろなカブをみた。
そして、ここしまなみにくるとその密度は急激にあがる。
なんといっても走っているのが原付専用道路!
大きなバイクはいない。となると、旅バイクはカブ?そして、地元のおっちゃんカブ!の天国。
なぜか地元のおっちゃん、おばちゃんカブと橋の上ですれ違う時にお辞儀をしてしまう自分。
毎日、こんな風景の中でカブに乗ってるんだ。うらやましい。

途中で、昼ごはん。海辺でいいところは、、、、と探していたらすぐにみつかった。
ある意味、どこもロケーション抜群だからね。
大島の海岸。目の前の島は能島といって、村上水軍という中世の水軍の城があった島。

島は削り取られて上が平らになっている。いかにも水上城だ。
島の周りの瀬戸は急流なのがわかる。その急流の中に観光船も浮かんでいる。
それから、ラーメンタイム。

ラーメンを食べながらコーヒーを淹れます。
上からお湯を注げないので、直接、コーヒーフィルターをどぼん。
これでもちゃんとコーヒーできます。

コーヒーを飲みながら風景を眺めていたら、海がざわざわとなって、イワシのような小魚が水面にたくさん飛び出した。
おお!っと思ってみたら、そこになにやら大きな、何かが水面にがばっと。
ちょっと遠かったのではっきり見えなかったけど、たぶんイルカか何かかなあという感じ。良いもの見ました(^_-)-☆

それからも、本当に気持ちの良い道を、ゆっくりと景色を眺めながら、休みをとりながら走る。

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尾道についたのが17時。
そこから、2号の渋滞に巻き込まれたりしながら19時過ぎに家に到着。
走ったなあ。

本日の走行距離 330km。カブくんでは最長距離です。
燃費は55キロ/L

また、どこか行きたいなあ。

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